マイナーなカードで強いデッキを作りたい。というコンセプトで狼を基軸にしたデッキはできないだろうかと思いました。
最近の狼カードの背景
イクサラン、イクサランの相克、ドミナリアでは狼のカードありませんでした。
灯争大戦で狼関連のプレインズウォーカーがでて、狼デッキを組めるようになっていくのではないかと思っていましたが、基本セット2020で狼でシナジーを発揮しそうなカードがいくつか出てきました。
公式のカードデータベースで以下の条件で抽出したところ5枚のカードがヒットしました。
公式のカードデータベースは、画像とカード名は日本語化しているものの、カードのテキストはデータベース上は英語のままのようで「狼」で検索してもヒットしません。
カード名で「狼」で検索すると「吠える巨人」のようなカード名に狼の記載がないカードが漏れてしまいますので英語で検索しています。
ちなみに灯争大戦では以下の3カードが狼カードとしてありました。
狼の友、トルシミールが戦場に出たとき、「エルフの友、ヴォジャ」という名前の緑であり白である3/3の伝説の狼・クリーチャー・トークンを1体生成する。
狼が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがコントロールしていないクリーチャー最大1体を対象とする。あなたは3点のライフを得る。その戦場に出たクリーチャーはその対象としたクリーチャーと格闘を行う。
「狼の友、トルシミール」の「戦場に出たクリーチャーはその対象としたクリーチャーと格闘を行う」というのは地味に強い能力で「群れの声、アーリン」の能力で戦場に出る時に強化されていたりするとタフネスの低い相手クリーチャーはばったばったとやられていきます。
夜群れの伏兵(緑緑2):レア
夜群れの伏兵は、基本セット2020の狼関連唯一のレアカードです。
コントロール下にある他の狼と狼男に+1/+1の修整をするということで狼デッキをくむとしたら複数枚いれることは確定のカードです。
能力的にも4マナで4/4、全体修整と2/2クリーチャートークン1体生成ということで申し分のないカードです。
「狼の友、トルシミール」の能力と組み合わせれば狼が出るたびに大抵の中小規模クリーチャーは排除することが可能です。
狼乗りの鞍(緑3):アンコモン
狼乗りの鞍は、装備品アーティファクトです。
狼乗りの鞍が戦場に出たとき、緑の2/2の狼・クリーチャー・トークンを1体生成し、その後狼乗りの鞍をそれにつける。
装備しているクリーチャーは、+1/+1の修整を受け、2体以上のクリーチャーによってはブロックされない。
装備:3
4マナで実質的に3/3の狼クリーチャーを召喚できて、死んでも装備品だけは残るという内容です。
2体以上のクリーチャーによってはブロックされないというところをどれだけ重視するかということになりそうです。
吠える巨人(緑緑5):アンコモン
到達
吠える巨人が戦場に出たとき、緑の2/2の狼・クリーチャー・トークンを2体生成する。
吠える巨人は、狼クリーチャーでなく、巨人・ドルイドのクリーチャーです。
夜群れの伏兵での+1/+1修整が及ばないですね。とはいえ、緑の2/2狼クリーチャー2体生成ということで一応バランスをとっているということでしょうか。
到達持ちということで飛行対策にはなりそうですが、7マナでは飛行対策として戦場に出てくるには遅い気もしますね。
狼族の絆(緑4):コモン
エンチャント(クリーチャー)
狼族の絆が戦場に出たとき、緑の2/2の狼・クリーチャー・トークンを1体生成する。
エンチャントしているクリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
5マナ使って、狼1体生成と+2/+2エンチャントということで、狼デッキであれば使い用があるけれどもその他のデッキには入ることはなさそうなカードですね。
夜群れの伏兵との組み合わせであれば活躍の場はありそうです。
獰猛な仔狼(緑2):コモン
獰猛な仔狼が戦場に出たとき、緑の2/2の狼・クリーチャー・トークンを1体生成する。
とても微妙です。 まあコモンのカードですからね。
雑感
独自性のあるデッキを構築していくこともマジックザギャザリングの楽しみの一つではあると思います。灯争大戦で狼カードがありましたがパッとしませんでした。
MTG基本セット2020で5枚の狼カードが追加されて、現時点でも狼を中心とした独自性のあるデッキは組めそうです。現状のスタンダード環境では、狼男のカードもありませんし、今後狼男を含め狼関連のカードがまだまだ追加されそうな予感はします。そうすると狼デッキはますます強くなる時期がくるかもしれません。